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オススメ作品紹介 学校の階段 レビュー

はいどうも、皆さんこんにちはこんばんは初めましての方は初めまして!砂の蒼です。

前回に引き続き、オススメ作品を紹介するという事で記事を書いていこうと思います。

 

今回ご紹介させていただく作品は学校の階段です。

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この作品の詳細をご紹介します。

 
レーベル:ファミ通文庫
著者:櫂末高彰
イラスト:甘福あまね
本編10巻+短編集2巻+外伝3巻の全15作。
第七回えんため大賞優秀賞受賞作品。実写映画化もされている。
2009年7月にシリーズ本編完結。
 
こちらの作品はコミカライズもされているので、ライトノベルコミック実写映画とメディア展開されています。この作品が世に出始めた頃、2006年前後のラノベ業界は次々とラノベ原作(涼宮ハルヒの憂鬱ゼロの使い魔灼眼のシャナ)のアニメ化がされたため、活気にあふれていた時代でした。HJ文庫GA文庫ガガガ文庫などのレーベルも業界に参戦しかなりライトノベル業界の基盤を支えていた時代とも言えます。
 
この時代で同じく出版されていた作品ですと、狼と香辛料けんぷファーアスラクライン「C3-シーキューブ-」などがあります。どれも懐かしい作品だなと思うのは歳のせいかな・・・、やばいやばい。
 
次は、あらすじを紹介いたします。
 
季節は春。高校生活を楽しく送れる楽~な部活に入るために見学に余念がない主人公、神庭幸弘(かんばゆきひろ)は、ある日、校内を走り回る「階段部」なるものと出会う。学校非公認、邪魔者扱いの部にムリヤリ体験入部させられることになった幸弘だったが、ひたむきに「階段走り」にかける部員たちの姿に自分の中で芽生えた欲求に気付き始める。「とにかく走りたい!」そして幸弘は走り出す!ビバ青春の無駄足!真正面から「若さ」を描く学園グラフィティ!!
 
以上があらすじとなっております。ジャンルとしては学園ラブコメ?に入るのかな・・・、最初の方はラブコメ要素というよりも階段レースというのに注目しちゃうから、あまりラブコメ要素は目立たないけど、シリーズ中盤からはとてもラブコメ要素は強くなりますね。けど階段レースという、いわばスポーツ的な側面のある競技も相まって全体的にドラマ性があるって感じです。たぶんこれが実写化された理由でもあるのかな?
 
さて、階段レースについてお話しましたが、階段レースってなに?って思っていますよね。ですから階段レースについても少し解説させていただきます。
 
階段レースとは?
階段部のメイン活動。
その実態は階段だけでなく廊下・屋上・グラウンド、果ては壁・プール施設の飛び込み台のような危険なショートカットコースから、
誰も実行してはいないが職員室内を全力疾走で突っ切るなどの「学校全体を使った危険ではた迷惑な障害物競走」。
「障害物」に「人」も含まれ、常時・下校時間・部活動の活動場所・特別行事の際における生徒総量の下調べ等が重要視され、
刻々と変化する障害物の状況によって最適なコースを選び出さなければいけない。
「ただ足が速いだけ」では決して勝ち抜けることの出来ない、「体技」と「頭脳」の両方が要求される異種競技である。(アニオタwikiより引用)
 
階段レースは種目が以下のように複数あります。
  • ショットレース:ある建物の1階から最上階までの一連の階段だけを使い、最下から最上階まで走り、壁にタッチして出発点まで戻る。
  • スタンダード:ある建物の1階から階段をかけ上がり、最上階の廊下を突っ切って反対側の階段を下り、最後に1階の廊下を突っ切ってゴール。
  • ラリー:いくつかのポイントが指定され、その全てを通ってくればコースは指定されない。ただし、特定数の階段を通過すること等の条件が定められている。
 
他にも部活や階段レースのルールなどあるのですが、ここでは割愛させていただきます。
 
このように階段レースは、校内で行う徒競走みたいなものです。でも非公式でありながらも、部員はそれぞれレースで勝つために分析・研究などして切磋琢磨し、成長していくという、スポーツ系の作品に似たような雰囲気があります。
 
これらを踏まえた上で、この作品はどのような人にオススメかというと
  • スポーツ系のような作品が好きな人

  • 学園系でドラマ性のあるというジャンルに興味がある人

  • ブコメが好きな人

 以上の3点がオススメできるポイントです。他にもライトノベル業界の栄える黎明期の作品が気になる、読んでみたいと思う方にもオススメ出来ます。

 

では、この作品の感想を書いて行こうかと思います。

 

結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです。

まぁ、面白いという感想が出てこなければ紹介も出来ないんですけども・・・

入学したばかりで友達もいなくクラスに馴染めないでいた幸弘が、ある日校内で非日常に遭遇しました。その非日常はとても身近にあって、それで階段レースをする階段部部長の走りに目が奪われ階段レースを意識するようになります。実際部活に入ったのは半ば強制的な流れがあったのですが、どのような経緯があったかはご自身の目で確認してください。

階段部に入った幸弘は、それから階段レースについて知っていくことになるんですが、その過程で、他の生徒からの嫌がらせや生徒会の介入、家族との関係性などで様々な問題が立ち塞がります。幸弘はそれらの問題と直面し、逃げたり、怒ったり、納得できなかったり等いろいろな感情を抱いていきます。それでも問題と向き合うために、階段部の部員や家族からの助言、叱咤、激励などを受け、階段レースを通じて人間的に成長していく、そんな話となっていました。

うん、とても面白かった。この主人公が人間的に成長していく過程は何度見ても面白いと思えますね、というかこういうのが大好物なんですよね。

それにこの作品は、一部少年に受けが良さそうなものがあり、それは何かというと必殺技・2つ名があるということです。

階段レースをするにあたり、やっぱりキャラごとに走りの特徴が違うんですよね。それらを簡単に表現する形として、この作品は必殺技や2つ名が各部員に存在します。これに関してはもう本を手に取って読んで確かめてみてください。

一応いくつか例をあげますが、名前の由来は再三言いますが読んで確かめてみてください。

  • 九重ゆうこ
    高3。2つ名は《静かなる弾丸
    非常に強引で我が侭な階段部部長兼創部者。
    元陸上部障害物競走のエース。
  • 刈谷健吾
    高3。2つ名は《必殺Vターン
    階段を走るという行為に最初に取り憑かれた副部長。

 

作品の各メディアの購入URLを置いときます。

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はい、以上が「学校の階段」の紹介・レビューでした。

記事をお読みいただきありがとうございます。また次回の記事でお会いしましょう。