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オススメ作品紹介 リアデイルの大地にて レビュー

はい皆さんこんにちはこんばんは!砂の蒼です。

前回初めての投稿として簡単に自己紹介のような、今後の方針のようなものをお話しましたが、とりあえず記事を書き続けようと思い、早速作品の紹介を始めようかと思います。

 

今回紹介する作品は「リアデイルの大地にて」です。

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まず最初に紹介する作品を何にするか悩んでいたのですが、なんだかんだで私の思い出に深く残っているような作品にしようかと思い、この作品を選びました。

 

リアデイルの大地にて」とはどんな作品なのか?以下あらすじ紹介いたします。

 

事故によって生命維持装置なしには生きていくことができない身体となってしまった少女"各務桂菜"はVRMMORPG『リアデイル』の中でだけ自由になれた。そんなある日、彼女は生命維持装置の停止によって命を落としてしまう。しかし、ふと目を覚ますとそこは自らがプレイしていた『リアデイル』の世界……の更に200年後の世界!? 彼女はハイエルフ"ケーナ"として、200年の間に何が起こったのかを調べつつ、この世界に生きる人々やかつて自らが生み出したNPCと交流を深めていくのだが――。(amazonより引用)

 

このように、今でも流行している異世界転生系の作品になっております。とは言っても実はこの作品、小説家になろうにて投稿されていた作品ではあるのですが、異世界転生物が流行り出した時代より前から存在していた作品ではあります。

私の偏見ではあるのですが、今流行している異世界転生物の作品のほとんどが

  1. タイトルが長い、説明文になっている。
  2. 露骨なハーレムや女性キャラが多い。
  3. 何のとりえもない主人公が無双

このような特徴があると思っています。

別段これらを否定するつもりも無ければ、むしろ私の大好物なものではあります(´ー`*)ウンウン。

話を戻しますと、これらの異世界転生物が流行り出す前の作品で、上記したような特徴に当てはまらない作品です。

簡単に対比していくと

  1. タイトルが長すぎず、説明文になっていない。
  2. 女性主人公であるため、露骨なハーレムも無く、登場キャラが全体的に落ち着いたキャラ設定。
  3. やや特殊ではあるが、主人公にはちゃんとした強みがあったうえで転生した先で無双している。

このような感じとなっています。

そのため、この作品をオススメ出来る人は

  • 昨今の異世界転生物に飽きた人
  • シリアス、ほのぼののメリハリがある作品を読みたい人
  • 全体的に落ち着いた雰囲気の作品が読みたい人

これらに当てはまる人には、結構読みやすい作品ではないかと思います。

 

では、ここから先は私個人の感想を書いていきたいと思います。

まずこの作品は、私にとって特別な作品でして、どのように特別かというと

所謂ネット小説というものを読み始めたきっかけの作品なのです。当時は中学生だった私は、ライトノベルばっか呼んでるような人間でした。ですが中学生の身で読めるライトノベルの数には限界があり、経済的な意味でも同じような作品をずっと読んでいました。(当時読んでいた作品はバカとテストと召喚獣

だけどやっぱり飽きというものがきてしまうんですよね・・・。読めるものがなくなり、日を重ねるごとに新しいライトノベルが読みたいという欲求が募りました。そんな中ふとした時に小説家になろうにたどり着いたわけです。そして当時どんなジャンルが流行っているかも知らなかった私がなんとなくタイトルだけで一番最初に選んだのがこの作品リアデイルでした。

そこからは画面で文字を読むという不慣れなことをしながら読んでいたわけですが、これがもう面白くて読むのが止まらなかったんですよね。

 

不慮の事故で亡くなり、リアデイルというオンラインゲームの世界に迷い込んでしまった主人公ケーナが生前の知識を基に、目覚めた村で情報収集をしていきます。しかし、このリアデイルは生前プレイしたゲームの200年もあとの世界というのが発覚します。200年も経過していると世界の情勢なども変わるもので、ゲームの知識しか持っていないケーナは、その時代では常識外れな行動が目立ってしまいます。というよりも、200年後のリアデイルは文明がゲームの時代よりも衰退しており、当時の技術をそのまま再現できるケーナは、ある意味で革新的なことばかりをしていくことになります。最初に目覚めた場所である宿屋には、女将の娘リットがおり、幼いながらも宿仕事の手伝いをする彼女のために、井戸水を楽に汲めるようにと水汲み機を作成したり等、これから先も色々とやらかしていくわけですね(技術革新的な意味で)。

主人公のケーナは最初の頃は世界を知るために情報収集を軸にして行動していくのですが、様々な事件や出会いを経て徐々に行動指針が変わっていきます。ケーナは、生前プレイしていたリアデイルでは、廃人プレイヤーといわれるような1100Lvのスキルマスターでした。スキルマスターは他にも何人かいるのですが、スキルマスターを象徴するような特徴があり、それが守護者の塔を所持しているという事でした。守護者の塔とは何かというと、スキルマスターとなったプレイヤーは、他のプレイヤーにスキルを譲渡することが出来る機能があるのですが、機能を実装した当初はスキルのクレクレが殺到したんですよね。そりゃあ、簡単にスキルが取得できる手段があるならクレクレになってしまうのも仕方がないのかもしれません。しかし、当のスキルをあげる側はたまったものじゃありません。結果的にスキルマスターの一人はそれが原因でノイローゼになり引退、他のスキルマスターも運営に抗議し、結果守護者の塔による試練をクリアすることでスキルが貰えるように調整されました。この守護者の塔の試練は所有者が自由に設定でき、ケーナの試練は無限に増え続ける階段を魔法を使わずに24時間昇り続けるという、試練の中では一番簡単なものです。これで簡単なら他の試練はどれだけ難しいんだ?と思いますよね。それはぜひ本編を読んでお確かめください!

話を戻すのですが、ケーナの行動指針はこの守護者の塔になっていきます。自分の守護者の頼みで、世界のどこかに存在する他のスキルマスターの守護者の塔を見つけるというスタンスで冒険をしていきます。その中で、生き残りのプレイヤーや忘れていた息子や娘たち、知らないうちに出来ていた孫やひ孫とも出会っていきます。

この子供達もまた癖が強くてとても魅力的なキャラばかりです。リアデイルの好きなところなのですが、冒険や戦闘って結構盛り上がりがあったりシリアスな場面になりますよね。これは私がネット小説でいろんな作品を読み続けていて感じることなのですけど、雰囲気にメリハリが無い・曖昧な作品は結構読み続けると疲れます。

 

例えばですけど、終始ほのぼのとしたものや、終始緊張感のある作品っていうのは結構あるんですよね。そういった作品って読んでみると本当に疲れてくるんです。そういったのを知っているからか、このリアデイルはそのメリハリがしっかりとあり、ずっと読み続けられる、疲れても心地の良い疲れを感じられる作品でした。というよりも全体的にほのぼのと仕上げられており、困難な場面とかも規格外な能力でバッサバサと解決するからあまりシリアスに感じずにいられるので読みやすい作品です。

 

という感じで色々とこの作品の感想を言ってみましたが、読んでみないと分からないというのはあると思います。書籍版となると1320円程しますので手も出しずらいという方も多いと思いますが、そんな方にはWEB版を勧めます。他にも手早く作品雰囲気を知りたい方には漫画版を勧めます。下記にリンク貼り付けます。

(リアデイルの大地にて WEB版) https://ncode.syosetu.com/n1247p/

(リアデイルの大地にて 書籍版 Amazon) 

www.amazon.co.jp

(リアデイルの大地にて コミック版 コミック版)

www.amazon.co.jp

 

いかがでしたでしょうか。ブログを始めたばっかで拙い文章だったり内容が分かりづらかったりしているかもしれませんが、この作品思い出補正もありますが非常にお勧めできる作品ですので、是非よろしくお願いいたします。

では、また次回の記事でお会いしましょう。